課題に行き詰まったら「オズボーンのチェックリスト」とにらめっこしたらアイデアが煮詰まるかも!
眠れぬ仔羊へ
問題にぶつかってしまうと大抵の場合、現状の知識では対応しきれないものです。
そんなとき新たなアイデアを求めて引っ張り出すべきなのが
この記事で紹介する諸々のチェックリストです。
目録
オズボーンのチェックリスト
- 転用(Put to other uses)
他に使い道はないか - 応用(Adapt)
他からアイデアを借りられないか - 変更(Modify)
変えてみたらどうか - 拡大(Magnifty)
大きくしてみたらどうか - 縮小(Minify)
小さくしてみたらどうか - 代用(Subsititute)
他のもので代用できないか - 置換(Rearrange)
入れ替えてみたらどうか - 逆転(Reverse)
逆にしてみたらどうか - 結合(Combine)
組み合わせてみたらどうか
このリストと照らし合わせてアイデアや解決策を模索してみましょう。
上記のリストはアメリカの実業家A・F・オズボーン(Alexander Faickney Osborn)によって考案されました。
彼はブレインストーミングという縦横無尽にアイデアを出しあう技法の考案者でもあります。
+α
駄作似たオチ
オズボーンのチェックリストのすべてはカバーしきれませんが、
暗記していつでも使えるようにしたのが「駄作似たオチ」です。
だ:代用できないか
さ:逆さまにしたら
く:組み合わせたら
に:似たものはないか
た:他の用途はないか
お:大きくしたら
ち:小さくしたら
参考図書
星野匡著「発想法入門」
永田豊志著「革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55」
SCAMPER
オズボーンのチェックリストをボブ・イバールが改良したのが
以下の7つの質問で、頭文字を取ってSCAMPERといわれます。
Substitute(入れ替えたら?)
Combine(統合したら?)
Adapt(応用したら?)
Modify(修正したら?)
Put to other uses(使い道を変えたら?)
Eliminate(取り除いたら?)
Rearrange/Reverse(並び替えたら?逆にしたら?)
我流拡張
ここからは僭越ながら私が思い至った拡張質問です。
それは以下の二つ。
消失(Vanish)
もしそれがなかったとしたら?
分離(Separate)
どこからならば分離できるだろう?
まず「消失」はSCAMPERの「Eliminate(取り除いたら?)」とほぼ同義だと思います。
そもそもその問題やアイデアがなかったら、どんな世界になるかを想像するのはヒントになるはずです。
次に「分離」ですが、本家リストで「拡大(Magnifty)」と
「結合(Combine)」が別項目なのに、紹介者によって「分離」が
「縮小(Minify)」に含まれたり含まれなかったりするのであえて入れてみました。
実践のヒント
「駄作似たオチ」は頭の中に入るので良いのですが、
オズボーンのチェックリストは必要になる度に検索したり、
ノートアプリにキャプチャして資料に控えておくだけでは足りないと感じます。
なので名刺寸の情報カードにリストの質問を書いて、
9ポケットカードシートに入れて、A4クリアファイルに挟んで
座右においていつでもすぐ参照できるように私はしています。
キングジム クリアホルダー シンプリーズ A4 タテ 100枚 737SP-100 乳白
これらのリストを活用して良いアイデアを生み出せるように願っています。
私達の幸福や成熟の礎になる事を願って 枕本より