PREP法に一工夫加える事で更に言いたい事が伝わるようになる
要点のわかりやすい文章を書くのや説得力のある説明をするのに効果的なPREP法。そのまま使っても高い効果を発揮しますが、更に結論を引き立てる方法があるので記事にします。
それは文頭に結論の反対意見を入れる事です。
PREP法とは
PREP法とは、以下のように展開される構成の事です。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
それぞれの頭文字からPREP法と呼ばれています。結論を引き立てるのに効果的な文章構成です。
この記事を書くに至った経緯
古賀史健氏の「20歳の自分に受けさせたい文章講義」によると
起承転結ならぬ起”転”承結が読者を巻き込む文章構成なのだそうです。
そこを読んでいて「これってPREP法に繋げられるな」と私は感じました。
転と結がPREP法の結論(P)で承が理由(R)と具体例(E)です。
ならば起も活用すれば良いと思いました。
起は結論の反対(Opposite)となるでしょう。
反対はなるべく一般論で広く信じられている事がふさわしいでしょう。
まとめると以下のような文章構成になります。
- 結論の反対(Opposite)
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
OPREP法の具体例
それではPREP法ならぬOPREP法で実際に文章を書いてみましょう。
世間では長期目標が大切だとまことしやかに語られています。しかし、私は一週間より長い期間の目標は必要ないと思います。なぜなら人間は日々生まれ変わるかのごとく変化しているからです。一週間毎に見直さないと長期目標はすぐに別物に変わってしまいます。また一週間は人間にとって一日の次に馴染んでいるリズムです。だから私は一週間ごとに目標を持つのが良いと思います。
以上の文章を分解すると以下のようになります。
結論の反対
世間では長期目標が大切だと言われています。
結論
しかし、私は一週間より長い期間の目標は必要ないと思います。
理由
なぜなら人間は日々生まれ変わるかのごとく変化しているからです。
具体例
一週間毎に見直さないと長期目標はすぐに別物に変わってしまいます。また一週間は人間にとって一日の次に馴染んでいるリズムです。
結論
だから私は一週間ごとに目標を持つのが良いと思います。
このようにまず結論の反対の一般論を挙げる事で結論が引き立ちます。
OPREP法を使う際もまずは結論を考えてから他の要素を書くと書きやすでしょう。
PREP法を使う際には冒頭に結論の反対意見の一般論を書いてみて下さい。更に結論が引き立ちますよ。
私達の幸福や成功の礎になる事を願って 枕本より