言葺庵

寝惚けた獅子に気付けの一服

「デート代は誰が支払うべきか?」という愚問に対する私なりの答え

眠れぬ仔羊へ

「デート代は男女どちらは支払うべきか、それとも割り勘か」と世間では度々話題になっています。

デートで割り勘はあり得ないし、性別によって支払いを決めるべきでもないと私は思います。

単純に誘った方が支払うべきです。

目録

デート代は誘った方が払うべき

割り勘はあくまでもリスクヘッジ

まず割り勘で良いではないかというと、そういう訳にもいきません。
友人知人や遊び相手との交際ならそれで良いでしょう。
しかし真剣に男女交際して伴侶に相応しいかどうか、見極める為のデートなら割り勘は避けた方が良いと思います。

割り勘は悪く言うと「痛み分け」良く言っても「リスクヘッジ」ですから
お互いの心への反響は奢り奢られた時よりもどうしても小さくなってしまいます。

それを利用して「相手に借りを作らない」と考える女性は多くいると思います。
相手に「割り勘で良いよ」と言われても、貴方が誘ったのなら、なんとしても支払うようにしましょう。
女性が化粧直しに席を外した隙に支払っておくという昔ながらの手法で充分です。

持ちつ持たれつ

f:id:moto_yasu:20211101202657j:plainStockSnapによるPixabayからの画像

一対一の関係は人間関係の基本形であり、原則として持ちつ持たれつです。
親というパトロンに出資してもらわないと碌に活動出来ない学生ならまだしも、
社会人同士なら男女関係だろうが上下関係だろうが友人同士だろうが、一対一なら誘った方が払うべきです。
何故ならば、代金を支払い「自分が全責任を持つ」という姿勢こそが、成熟した他者の心に響くからです。

「男性だからデート代を支払わねばならない」という考え方は男性の方が女性よりも欲求に素直だからでしょう。
端的に言うと「やりたい」という気持ちが強いが故に積極的に誘い続ける内に
「男性から誘うから支払いも男性が持って当然だ」という慣例が固定化してしまっただけでしょう。

これは持ちつ持たれつの原則から大きく外れた支配従属の考え方です。
支払いをどちらかに固定しようとする人は以下のどちらかです。

  • 相手に払わせる事で相手を奴隷にしようとしている
  • 逆に相手に払わせない事で相手を支配下に置こうとしている

どちらにしろ自発的で健全な関係ではありません。

まとめ

  • 一対一の関係は、自立した者同士の「持ちつ持たれつ」を目指すべき。
  • 支配従属という依存関係の温床になるので支払いの固定化は避ける。
  • 成熟した大人同士の関係を目指すなら、割り勘ではなく誘った方が支払うべき。
  • 何故ならば、代金を支払い「自分が全責任を持つ」という姿勢こそが、成熟した他者の心に響くから

読者諸兄への提言

自分から誘って三回奢った女性が一度も奢り返してこなければ、
それ以後誘うのを止めて次に行きましょう。
きっとこれからはより良い人間関係が築けるはずですよ。

私達の幸福や成熟の礎になる事を願って 枕本より