言葺庵

寝惚けた獅子に気付けの一服

タスクを細分化する時に気をつける事ーータスクをプロジェクトのミニチュアにしてはいけない。

「やりたい事やるべき事を書き出してリスト化しよう」
そう言われてリストを作ったは良いものの
何故かリストを埋めるのを億劫に感じていたりしませんか?

リストに並んだタスクをやっても全部終わるまで達成感を味わえず
段々とリスト化する事が面倒になり、タスクに取り掛かるのが億劫になって
手が付かなくなった事がありませんか?

なぜタスクになかなか取りかかれないのか?

リスト化したら全部やりきるまでやる事が山積みだと思っていませんか?
終わらせたタスクは過程や通過点に過ぎず次のタスク次のタスクと気が急いていませんか?
タスクを達成した喜びを噛み締めずリストが埋まる事だけを目指していませんか?

ーー私もそうでした。
今にして思えば、個々のタスクをやる事リストというプロジェクトの一部分としか 思っていなかった事が面倒や億劫を呼ぶようになったのだと思います。
例えば書き出した10個のタスクの内の一つを達成しても「1/10が終わった」としか
認識出来ていなかったので達成感を味わえずへそを曲げたのでしょう。

この[1/n]のミニチュア方式だとリストが八割九割埋まるまで達成感を味わえず
タスクに手を付けるのが遅くなってしまい、物事を進めるのが億劫になってしまいます。
そこで気がついたのが 「タスクはどれも[1/n]のミニチュアではなく[1/1]の等身大だ」 という事です。

全部1/1のタスク

タスクは大小長短あれどどれも[1/1]なのです。 細分化するなと言っているのではありません。
木を見て森を見ずを防ぐ細分化リストアップは やる事を明確にする為にも必要な事です。

しかし、行動を継続する為にやる気を持続させ達成感を味わい続けるには森を成す木の一本一本を愛でなければ途中で力付きてしまいます。
どんなタスクも達成すれば100点満点です。日記をつけて その感覚を味えるようになると段々タスクに対する億劫さが萎んでいきました。

タスクを多くこなせる日があったからといって、タスクをあまりこなせなかった
自分を責めてはいけません。その姿勢はタスクに対して億劫になってしまいます。
達成できたタスクが[1/n]個だとしても[2/n]個だとしても[3/n]個だとしても
どんな結果だとしても自分にとって等身大の[1/1]の100点満点です。

私達の幸福や成功の礎になる事を願って 枕本より